TOPへ
JA指導の防除暦は、温州みかんに最低散布しなければならないもので、この他柑橘共通の防除として8回の防除が掲載されています。
 他にも腐敗防止剤などは収穫前日までに散布を指導し、4,5年前から多発のサビザニ防除(最低2回)などはここに含まれておりません。
一般栽培との違い
 
摘果剤は使用しない 摘果剤を使用すると、早期に果実を減らす為、みかんの実が養分過多となり内袋が硬く大味になります。
防除は手散布 一般のみかん園9割は防除用スプリングクラーで散布していますが、手散布に比べ薬剤量は5割から2倍近く散布しなければ効果がなく、河川汚染などの環境破壊に繋がります。
除草剤は極力減らす 本年は一度も使用していません。笹や頑固な宿根草が出た時、スポット的に使用することがあります
周辺に山林 、出来るだけ周りの雑木林などを残し、より自然に近づけるようにしています
最終薬剤散布は早く 残留農薬が消費者の口に入ることをより少なくするため農薬散布は出来るだけ早く切り上げています。
有機JASの勉強 「有機農産物」として農水省の有機JASは甘夏、ネーブルで認定されています。また、有機認証協会の園地検査員の資格も取る。

日高中央農協・農業改良普及センター作成
平成26年病害虫防除基準
みかんの主な栽培履歴  

 ここに記しているのは主な作業のみです。又農薬散布は右の一般の栽培と比較してください。本年から黒点病の特効農薬ジマンダイセンは環境ホルモンが含まれているので使用を止めストロビーを散布


防除・管理・その他  
時期 作業 備考
1月20日 マシン油散布 有機栽培園も同時散布 75倍
2月7日〜 剪定開始 剪定終了は3月中旬
3月3日 石灰施用 100kg/10a 苦土石灰
3月31日 春肥施用 80kg/10a 有機配合1号
5月7日 防除 ストロビー+ゲッター
6月4日 防除 ストロビー+ロディー
7月1日  防除 夏期マシンスプラサイドストロビー
7月17日 摘果開始 一次摘果
8月5日 粗摘果終了
8月5日 除草剤 園地の山林との接触部にラウンドアップ
9月11日 仕上摘果開始
10月14日 採果開始
今年に入って「ケルパック」を使う、美味しいみかんができるはず・・できました。
TOPへ 戻る

 

甘夏採果
デコポン